全日本プラスチック製品工業連合会
  プラスチック業界の生産性向上、省エネ、高付加価値化に向けたIoT導入への取り組み

新着情報


背景成形条件管理の必要性

成形条件の記録は様々な用途で求められる

  • 営業: 顧客から成形記録の提出を要求された
  • 品質・変化点: 成形条件の無断変更がないか、監視したい
  • トレーサビリティ: 成形条件変更の時期・期間を把握したい
  • 品質・予備保全: 実績値でのばらつき発生の有無を監視したい
  • 金型試作の効率化 試作時の成形条件の詳細記録を残したい
  • 品質・コスト: 成形条件と成形不良の因果関係を解明したい

成形条件の記録には手間とコストが必要

   人手により紙に記録
  ⇒ 手間がかかる
    ・転記作業により間違いの可能性
    ・データ活用にはデジタル化が必須
   成形機メーカ―のオプションソフトを利用
  ⇒ 複数メーカーの成形機データは一元管理不可
   成形機のメモリを利用
  ⇒ 取得可能なデータ量に制限あり
    ・収集データの整理、解析に手間がかかる

事業ミドルウェア開発

経済産業省の委託事業により実施(出展:経済産業省ホームページ)

  IoT推進のための社会システム推進事業(エネ特)
   平成28年度概算要求額 18.5億円(新規)

事業の内容 事業イメージ
事業目的・概要
●IoT(モノのデジタル化・ネットワーク化)の拡大等による膨大なデータの収集とディープランニング等の人口知能(AI)による解析能力の向上は、これまで得られなかった知見を生み、これを実世界にフィードバックすることで新たな価値が創造される。
●今後、インフラ・設備等管理・運用の最適化や熟練工の暗黙知の形式知化など、社会システム全体の効率化を実現し、省エネルギー、人材不足の解消、社会コストの低減といった社会的課題の解決につながる可能性があることから、各分野に関する実証事業を通じてデータ利活用がもたらす具体的な効果検証を行い、データ駆動型社会システムへの転換を推進する
●製造、流通・宇宙、地域社会インフラ等の各分野におけるデータを活用した新産業モデルの実証を行い、データ駆動型社会の実現に向けて必要となる国の規制・制度や民間企業のビジネスモデル・商慣習等を見直すとともに、行政及び民間企業のデータ利活用を推進する。
●具体的には、IoTを活用した製造プロセスの高度化(日本型スマート向上)、無人航空機を活用した物流の効率化、水・電気・ガス等の社会インフラ効率化、石油精製プラント等における自主保安の高度化等について実証を行う。
成果目標
●平成28年度〜30年度の3年間の事業であり、社会システム全体の効率化を通じた省エネ、社会コスト低減を実現する。
●2030年時点で原油換算160万klの省エネを目指す。
※なお、自主保安の高度化等の一部事業については、成果がでたものから順次必要な規制・制度改革を行う。


条件(対象者、対象行為、補助率等)

事業概要

  成形条件自動収集の現状
  メーカ毎にデータフォーマットや呼び名等が異なり一元的に管理ができない。
  上位システムで利用しづらい。

  本事業での成形条件自動収集
  各社成形機からのデータフォーマットを統一化し、共通データ収集のための「ミドルウェア」を開発する。
  上位システムで利用しやすい。

システム概要図

実施体制 (出典:近畿経済産業局ホームページ)

プラスチック業界実施体制

※その他 参加表明企業:東芝機械(株)、(株)ソディック、宇部興産機械(株)、双葉電子工業(株)、(株)ユーシン精機



事業成形条件情報のIoT

ミドルウェア導入で即座に得られる効果

  • ◆ トレーサビリティーデータとしての活用
      @ 自動で正確なデータの収集が可能となり、記録のための作業工数や紙を削減
      A データの出力、検索、保存、活用が可能
  • ◆ メーカー横断的にフォーマットを共通化
      @ 金型を他成形機に乗せ換えた際に、条件設定の参考として利用
      A 各社成形機データを一元的に比較可能であることから、省エネ(温度、サイクル)、原価(サイクル)、
        品質の安定性、相性等の比較が可能
  • ◆ 予知保全データとしての活用
       実績値データのバラツキや上限・下限値の設定により、機械の異常、品質の異常等を早期に警告
  • ◆ 機械メーカーのメリット
      @ 最新通信機能を有する新しい機械への買い替えの促進(油圧⇒電動)
      A EUROMAP63への対応による、海外メーカーとの競争力UP

将来的に想定される効果

  • ★ ビッグデータ(成形条件情報)
       AI技術等を活用したより高度な予防保全の実現、生産性の向上、高付加価値製品の安定生産
       少人化の実現
  • ★ 生産管理システムとの高度連携によるリアルタイムな稼働管理
       自動部品手配等の実現
  • ★ 品質的な問題の解決、初期条件出し
       熟練工のみが対応可能であった、現場で発生する諸問題について、データ蓄積、解析による
       成形条件の最速最適化
  • ★ 次世代欧州基準として検討が開始したEUROMAP77への対応
       日本の機械メーカーを始めとする業界対応の準備、予備検証


事業ミドルウェアとは?

共通データフォーマット

  EUROMAP63
  (欧州プラスチック機械工業会が規定した成形条件情報に関するグローバル基準(アメリカSPIと共同で制定))
   に準拠。

  EUROMAP63では
    1: 成形機との通信コマンド
    2: データを呼び出すトークン(成形条件項目) を制定
  1はそのまま利用し、2は今回必要な項目を共通追加トークンとして新たに設定。

独自トークンに対応

  EUROMAP63標準トークン及び共通追加トークン以外に独自にトークンを追加したい場合(独自トークン)、
  ミドルウェアのトークンテーブルに登録するだけで成形機より取得が 可能  ※成形毎に登録が必要。

成形機との接続形態

成形機メーカーにより2パターンあり

@成形機メーカーのオプションソフトウェアを用いて
  EUROMAP63変換を行い、
  EUROMAP63準拠データファイルを作成
              (例 A社成形機)
A成形機とミドルウェアが直接交信して
  EUROMAP63準拠データファイルを作成
              (例 B社成形機)

システム全体図

EUROMAP63準拠
取得データは共通項目を定義
取得データは追加可能
データベース定義は全て公開
LAN接続
Webソフト採用
             ※破線は今後対応予定


事業成形条件管理項目一覧 (共通追加トークン)

共通データフォーマット


事業ミドルウェアとは?

画面例

<ミドルウェアの入手方法について>


@会員かどうか
  (一社)東日本プラスチック製品工業協会、(一社)神奈川県プラスチック工業会、
  (一社)中部日本プラスチック製品工業協会、(一社)西日本プラスチック製品工業協会
  のいずれかの会員企業であることが、利用条件です
A機器類が対応可能機種か
  各機器メーカーへ問い合わせて下さい。基本的には、LANに接続できる機器が対象です

企業名
(順不同)
部署 担当者
(敬称略)
問合せ方法
成形機 住友重機械工業(株) プラスチック機械事業部
営業室 マーケティングG
リンク:お問い合わせページ
東洋機械金属(株) 営業企画部 藤本 正樹 TEL:078-942-2345
e-mail:
m-fujimoto@toyo-mm.co.jp
日精樹脂工業(株) e-mail:
iot@nissei_jushi.co.jp
(株)日本製鋼所 成形機事業部
市場開発部
市場開発グループ
森田 昌則 e-mail:
masanori_morita@jsw.co.jp
ファナック(株) 担当営業にお尋ねください
宇部興産機械(株) 成形機事業部
射出成形機技術部
メカトロ設計グループ
今金 英明 TEL:0836-22-6327
e-mail:
26007u@ube-ind.co.jp
(株)ソディック 射出成形機事業部
技術開発部
e-mail:
iot_imm@sodick.co.jp
東芝機械(株) 射出成形機営業部
営業企画担当
TEL:03-3509-0351
周辺機器 (株)カワタ 営業推進室 田中 徹 TEL:06-6531-8011
e-mail:
tanaka_to@kawata.cc
(株)スター精機 営業部 横井 眞則 TEL: 0587-95-7615
双葉電子工業(株) 精機プロダクト事業
センター技術開発部
成形技術課 MMS係
野原 康弘 TEL:0475-32-6358
e-mail:
nohara@ml.futaba.co.jp
(株)松井製作所 ソリューション推進本部 友光 猛 e-mail:
ttomomitsu@matsui.net
(株)ユーシン精機 西日本統括営業所 一浦 正和 TEL:075-933-9519
e-mail:
msk_ichiura@kyo. ype.co.jp
システム (株)アスコット 土師 尊徳 TEL:06-6944-9211
e-mail:
haze@ascot.co.jp
ムラテック情報
システム(株)
営業統括部 安枝 和明 TEL:075-672-8257
e-mail:
kazuaki.yasueda@lny.
muratec.co.jp


@ソフトウェア使用許諾契約書
  ソフトウェア使用許諾契約書に、
  所在地、法人名、代表者名をご記入、押印したものを 2通 ご用意いただき、下記住所へお送りください。

  〒542-0086 大阪府大阪市中央区西心斎橋2-2-3
  (一社)西日本プラスチック製品工業協会 平田宛

  確認後、契約書と請求書(初期サポート費用 50,000円(税抜、初年度のみ、1社あたり))をお送りします。
  ご入金を確認後、ソフトウェアをお送りします。
Aミドルウェア利用環境
  ・成形機メーカー毎の、EUROMAP63対応作業
  ・工場内LAN工事(ネットワーク工事、IPアドレス付与) ・他システムとの連携等
  ・インストール用パソコン

  <必要スペック>
   ●パソコン
     ・OS:Windows 10もしくはWindowsServer2012 (64bit)
     ・CPU:Corei5以上推奨 ・メモリ:8G以上
     ・HDD:500G以上(SSD推奨)
   ●ネットワーク
     ・1000BaseT
     ・成形機側ネットワークは事務所ネットワークと別セグメントを推奨
   ●周辺機器
     ・バックアップ装置
     ・UPS装置
     ※ 接続する成形機が、日精樹脂工業と東洋機械金属との合計が20台以上になる場合、
       Windowsサーバ2012が必須になります
     ※ EUROMAP63やミドルウェアは無償ですが、上記は別途費用が必要です。

ミドルウェア全般に関するお問い合わせ先
  全日本プラスチック製品工業連合会
            平田 園子
         uketsuke@nishipla.or.jp
    〒542-0086 大阪市中央区西心斎橋2-2-3
           EDGE心斎橋 11階
   TEL:06-6214-8300 FAX:06-6214-8301